もう少し詳しく、5つの鞘について
- yogastudiosifar
- 2021年6月2日
- 読了時間: 3分
週の真ん中の水曜日、
リラックスヨガとプライベートレッスンの皆さん、本日も一日ありがとうございました。

明日6/3(木)は定休日で、お休みいただきます🙏
金曜からまた皆さんとお会いして、
yogaという身体と心の調和が
魂に繋がる時間を楽しみにしています。
と、ここまでが今日のSNSにアップした内容です。
スタジオシファルの発信としては、
このHPブログ、Instagram、Facebook、
と3つあるのですが、
インスタとフェイスブックは実は序章で、
ブログの方が本編、長めとなっております。
いつもブログの方まで検索して見ていただきありがとうございます。
ブログでは、今日のお話をもう少し詳しくお話ししていこうと思います。
インド哲学、ヨガ的思考では、
カラダ、というと、身体と心と魂の3つを指します。
「身体と心の調和が魂に繋がる」と今日書いたのはこのことです。
実は、さらにもっと細かく、
5つの層があると考えられていて、
5つの鞘(さや)といいます。
鞘(さや)とは、刀をしまっておく筒のことです。
ということは、カバーしているもの、という意味ですね。
ということは、大切な本質が内側にあって、それをカバーしている、というとわかりやすいでしょうか。

インドの古典タイタリャウパニシャッドにある考え方で、
赤の一番大きいものが、アンナマーヤコーシャで、肉体そのものです。
身長、体重、顔の特徴など、手で触れて分かるカラダです。
一番最初にアプローチする、
「まずは肉体という土台から整えましょう」
の場所です。
その内側が、プラーナマヤコーシャ、呼吸法の時にもよく言う「プラーナ」の層です。
プラーナは日本語でいう「気」のことなので、
「今日はいい気分だな〜」とか、
「今日はちょっと元気が出ないなあ。。」
という、目に見えないエネルギー的な部分です。
アンナマヤコーシャの「肉体」は、日によって身長が一気に伸びたり縮んだりしませんよね。
でもプラーナは、明らかに自分で「違い」を感じるエネルギーレベルがあると思います。
というわけで、毎回のクラスで必ず呼吸法(プラーナヤーマ)をして、この層を浄化しています。
続いて更に内側に入って3つ目の層は、マノマーヤコーシャです。
皆さんがこれらの名前や場所を覚える必要は全然ありませんので、ご安心くださいね。笑
でも、ヨガのトレーニングコースでは絶対に試験に出るところだったので、
私は「マインドのマノマーヤコーシャ」と覚えていました。
マインド、つまり思考や感情です。
嬉しい、悲しい、喜び、迷い、
いつも例えに出す「心の湖の波の状態」です。
ヨガクラスの最初や最後、
少し自分の内側を観察する静かな時間、
実はこのマノマーヤコーシャを意識していることになりますね。
更に深めていくと、ヴィジナナマーヤコーシャです。
知性、私はこれこそ、
いつもクリアにしておきたい直感力の司るところと認識しています。
yogaで身体と心が調うと、純粋でクリアな直感がおりてきます。
その直感のサインを見逃さずにキャッチしたいものです。
そして、アーナンダマーヤコーシャ。
アーナンダ、日本語では「至福」と訳されている本が多いですが、
私が学んでいる先生は「永遠」と言う日本語でした。
内側にある本質は永遠、
深さを感じますね。
内側へ向かうにつれての広がりです。
一方で、

これは5つの層がさきほどと逆です。
内側にあるのが肉体、
だんだんと外に広がって、一番外側がアーナンダマーヤコーシャです。
これを見た時は本当に興奮しました。
内側と同じくらい外側にも同じ振り幅がある、
アーナンダマーヤコーシャは最小から最大まで広がっています。
インド哲学でも、
内側の微細へ向かうほどより広大である、
という言葉があるので本当にしっくり来ました。
今日はちょっと専門用語も多くてわかりづらいところもあったと思いますが、
また時々、このようなヨガ哲学のお話をしたいと思います。
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